大学教授・大島健蔵(久松信美)が都内の路地で何者かに刺殺され、警視庁捜査一課・十津川警部(高橋英樹)と亀井刑事(高田純次)は臨場する。第一発見者によると、被害者は「十津川…」と言い残して息を引き取ったという。大島は“ミトコンドリア学”の第一人者として有名な人物だったが、十津川はまったく面識がない…。戸惑いながらも捜査をはじめた十津川は、現場付近の防犯カメラに不審な男の姿が映っていたことをつかむ。手がかりを求め、准教授・早瀬由美(黒谷友香)や研究を支援していたバイオ関連会社社長・中園宏司(中村俊介)に事情を聴いた十津川らは、驚愕の事実を知る。防犯カメラに映っていた男は、2人の幼なじみ・赤池庄五郎...